肝臓の働き STD情報ページ
・胆汁を作って、脂肪の消化、吸収を助ける。 ・糖質を蓄え、エネルギーとして、必要に応じて放出する。 ・ビタミン、ミネラルを貯蔵する。 ・アルコールその他の有害物質を血液から除去。 ・たんぱく質や酵素、その他のカラダに必要な物質をつくる。 ・細菌を殺す。
ウイルス肝炎は、肝細胞を破壊し、これら肝臓の重要な機能を妨げ 全身に大きな害をもたらす。
ウイルス肝炎共通の症状
・身体がだるい ・吐き気 ・食欲不振 ・嘔吐 ・発熱 ・味覚、嗅覚の変化 ・筋肉痛、関節痛 ・右脇腹痛 人によっては、こんな症状も・・ ・黄疸(皮膚や白目が黄色くなる) ・褐色の尿 ・白っぽい便 ・皮膚のかゆみ
肝臓は沈黙の臓器・・人によっては、このような症状の出ないまま慢性化したり、病状が悪化したりする。 定期的な検査が必要。
感染の予防
・他人の体液(血液、精液など)には、むやみに触れない。あいてのモノを口や手でしごく場合でも、 指に逆剥け、手に傷、髭剃りあとの顔射、歯磨き後の口内発射、アナルSEX後の腸内発射(中出し)・・・など 危険な行為は、極力避ける事。 ・剃刀、歯ブラシ、ディルド(おもちゃ)、浣腸器など他人と同じものを使用しない。 ・複数のセックスパートナーがいる危険性のある人とはやらない。 ・逆に、複数のセックスパートナーがいるひとは、様々なSTD(性感染症)になる可能性が高いので注意。 ・他人のピアスをむやみにしない。またピアスをするために、耳に穴をあけたりする器具を使い廻ししない。 ・薬物など注射の廻し打ちなど絶対にしない事。
各ウイルス肝炎
A 型肝炎・・・・・・・・・・・急激に症状が現れる(感染後14〜45日で突然症状が現れる。) 以前は食事から感染すると思われてたらしい。しかし、性行為の多様化で ゲイの間に広がっている。感染力は強く、便が手指に付着したままで、性器を 触り、口にしたり、指をなめたりすることで感染する。コンドームでは防げない。 A型肝炎は一過性で、治療すれば慢性化することはないと考えられている。
B 型肝炎・・・・・・・・・・・粘膜や皮膚にできた傷に、肝炎患者の血液が触れることで感染。精液、唾液にも 少量の血液が混じっていることがあり感染の原因にもなる。キャリア(感染していても 症状の出ていない人)が多数で、知らず知らずの内に感染している可能性が高い。 特に不特定多数となると尚更である。症状がでると、かなり重い。黄疸、激痛・・など 日常生活の維持ができなくなるくらいである。最低でも数日間の入院は覚悟しないと いけない。B肝には、急性と慢性がある。
急性肝炎・・初めてB肝ウイルスに感染した時に起こる。 ・症状が出るまで6週間〜6ヶ月かかる。 ・感染者の20〜30%に急性の症状。 ・残りは、症状が出ないまま回復?(不顕性感染) ・回復後は免疫ができて、二度とB肝ウイルスには感染しない。 ・他人に感染させる可能性があるのは、発症前4〜6週間の期間。 つまり、危惧される行為から4〜6週間の期間ということ。
慢性肝炎・・B肝ウイルス保持者が発病すると慢性化する事がある。 ・慢性肝疾患(慢性肝炎、肝硬変、肝ガン・・など)になるのは、 B肝ウイルス保持者のうち、10%前後と考えられている。 ・残りは、生涯、症状が出ないまま。 ・このような症状の出ないまま慢性化したり、病状が悪化したりする。 定期的な検査が必要。 ・B肝ウイルス保持者は病状が治まっても、ウイルスが肝臓に生き残り、 感染力もある状態なので注意が必要。
C 型肝炎・・・・・・・・・・・B 型肝炎と同様に、感染者の血液を介して感染。よって、性行為でも感染する。 特徴として、B型よりも症状が出にくく、知らない間に慢性化するので厄介である。 感染してから、発病するまでに10〜20年かかったり、発病しないで一生を過ごす 人もいる。発病した場合は、慢性肝疾患(慢性肝炎、肝硬変、肝ガン・・など)になる 可能性が高い。
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